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公共団体サイト制作 正しさだけでは、使いやすさは決まりません。
公共団体サイトには、
- 情報の正確性
- 公共性
- アクセシビリティへの配慮
など、多くの要件が求められます。
一方で、
- 情報は正しいが、探しにくい
- 必要な人に届いていない
といった課題を抱える公共団体サイトも少なくありません。
公共団体サイトは、すべての人に向けたサイトであるからこそ、設計判断が非常に難しい領域です。
このページでは、公共団体サイトで起こりやすい設計のズレと、検討すべき考え方を整理します。
公共団体サイトで起こりがちな設計のズレ
すべての人を想定しすぎて、誰にも届かない
公共団体サイトでは、
- 高齢者
- 子育て世帯
- 事業者
- 観光客
など、非常に幅広い利用者が想定されます。
しかし、すべてを同じ構成で扱おうとすると、結果的に情報が埋もれてしまうことがあります。
制度・組織単位の構成になっている
情報が、
- 課・係
- 制度・事業名
単位で整理されている公共団体サイトも多く見られます。
行政側には分かりやすくても、利用者にとっては、自分がどこを見ればよいか分かりにくい構成になりがちです。
配慮事項が「チェック項目」になっている
アクセシビリティや表記ルールなどが、形式的なチェック項目として扱われると、
- 実際の使いやすさ
- 情報の伝わりやすさ
が後回しになることがあります。
配慮の目的が共有されない設計は、結果として利用者の負担を増やしてしまいます。
使われる公共団体サイトの考え方
利用者ごとに「入口」を分けて考える
公共団体サイトでは、
- 目的
- 立場
- 利用頻度
が大きく異なります。
すべてを一律に扱うのではなく、利用者ごとに入口を整理する設計が情報への到達を助けます。
組織ではなく「行動」を軸に整理する
利用者が知りたいのは、
- 何をすればよいのか
- どこに相談すればよいのか
という行動に直結する情報です。
制度や部署名ではなく、利用者の行動を軸に情報を整理することが使いやすさにつながります。
更新・運用を前提にした構成を選ぶ
公共団体サイトは、
- 情報更新の頻度
- 関係者の多さ
といった運用面の制約も大きい領域です。
最初から無理なく更新できる構成を選ぶことが、長期的な品質維持につながります。
公共団体サイトの設計とこれまでの取り組みについて
Flying High Works(FHW)では、これまでに公共関連サイトの制作・改善に携わってきました。
制度や要件を踏まえつつ、「誰に、どの情報を届けるか」という視点から、構成や導線を整理する取り組みを行っています。
実績ページに掲載している事例は、そうした取り組みの一部をご紹介しているものです。
すべての案件を掲載しているわけではありませんが、公共団体サイト設計における考え方や判断の方向性を知るための参考例としてご覧いただけます。
関連する考え方・次に読むページ
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医療サイトの情報整理を考える
→ 情報設計(IA) -
正確性・信頼性を保つために
→ アクセシビリティ・法務・コンプライアンス設計 -
公開後の運用・改善について
→ 育てるフェーズ
まとめ
医療サイトに求められるのは、正確な情報を載せることだけではありません。
患者が理解し、安心して判断できる構成を整えることで、医療サイトは、信頼を支えるインフラになります。