カテゴリでえらぶ
ECサイト 失敗しやすい設計判断とは
ECサイトを立ち上げる際、「まずは作ってみて、あとから改善すればいい」という考え方は珍しくありません。
しかし実際には、ECサイトの成果は、作る前の段階でほぼ決まってしまうケースが多くあります。
売れない理由が、集客や商品力ではなく、設計判断の積み重ねによる“歪み”であることも少なくありません。
このページでは、ECサイトで特に起こりやすい設計上の失敗と、長く運用できるECサイトを作るための考え方を整理します。
ECサイトで起こりがちな設計ミス
「何を売るサイトか」が整理されないまま始めてしまう
ECサイトでは、
- 商品点数が多い
- カテゴリが増え続ける
- 実店舗と同じ構成をそのまま持ち込む
といった状態になりがちです。
しかし、最初に「何を軸に見せるECなのか」を決めないまま進めると、ユーザーは商品を比較・検討しづらくなります。
結果として、「商品は多いが、選ばれない」ECサイトになります。
システム選定が目的化してしまう
Shopify、WordPress、モール型、スクラッチ開発など、ECサイトには多くの選択肢があります。
しかし、
- 何ができるか
- どれが流行っているか
といった視点だけで選定すると、運用フェーズで無理が生じやすくなります。
重要なのは、「誰が、どの頻度で、どう運用するか」という現実を前提にした判断です。
集客や広告を“後付け”で考えてしまう
ECサイトでは、
- サイト公開後に集客を考える
- 広告で何とかしようとする
といった流れになりがちです。
しかし、集客導線を考えずに作られたECサイトは、広告費をかけても成果が出にくい構造になってしまいます。
これはデザインや広告運用ではなく、設計段階の問題であることがほとんどです。
成果につながるECサイトに必要な考え方
「売る導線」ではなく「選ばれる導線」を設計する
ECサイトでは、購入ボタンやカート導線だけに目が向きがちですが、
- なぜこの商品を選ぶのか
- 他と何が違うのか
- 自分に合っているのか
といった判断のプロセスを支える構造が欠かせません。
単に「買わせる」設計ではなく、迷いながらも納得して選べる設計が、結果として成果につながります。
最初から“拡張前提”で考えすぎない
将来を見据えて、
- 機能を盛り込む
- カスタマイズを前提にする
という判断をするケースもありますが、初期段階では負担が大きくなりすぎることも少なくありません。
まずは、
- 本当に必要な機能
- 運用できる範囲
を明確にし、段階的に広げられる設計を選ぶことが重要です。
「運用できるか」を設計の中心に置く
ECサイトは、作って終わりではなく、日々の更新・改善が前提の仕組みです。
- 誰が更新するのか
- 属人化しないか
- 続けられる体制か
こうした視点を設計段階で持つことで、ECサイトは“続く仕組み”になります。
ECサイトの制作実績について
Flying High Works(FHW)では、ECサイトにおいて特定のシステムや手法ありきで制作を行うことはありません。
商品特性、運用体制、更新頻度、将来的な展開などを踏まえ、そのECサイトにとって無理のない設計かどうかを軸に、構成や技術選定を行ってきました。
実績ページに掲載している事例は、こうした考え方の一部を紹介するものです。
すべての取り組みを掲載しているわけではありませんが、ECサイト設計の考え方や判断の方向性を知るための参考例としてご覧いただけます。
「自社の場合はどう考えるべきか」という視点で、実績とあわせて読み進めていただくことで、より具体的な判断材料になるはずです。
ホームページ制作実績まとめ
ECサイトの成果は、デザインや広告よりも前に、「作る前の判断」で大きく左右されます。
何を売り、どう見せ、誰がどう運用するのか。
これらを整理することで、ECサイトは“売る場所”ではなく、選ばれ続ける仕組みになります。