考えるフェーズ
表示速度設計 速くする前に、遅くならない構造をつくる
表示速度は、「公開後に改善するもの」ではありません。
- どんな構造で作るか
- どこでデータを持つか
- 将来どう拡張するか
こうした設計段階の判断によって、Webサイトの体感速度と安定性はほぼ決まります。
FHWでは、表示速度を“数値改善の話”としてではなく、構造設計の一部として捉えています。
数値だけを追わない 表示速度は「体感品質」の問題
表示速度というと、PageSpeed Insights のスコア改善を思い浮かべがちです。
もちろん指標としては重要ですが、FHWではそれだけをゴールにはしません。
- 初期表示が重く感じないか
- 操作に対する反応が遅れないか
- データ量が増えても破綻しないか
といった体感速度と安定性を重視します。
実装前に考えるべきこと 設計段階で決まる速度要因
表示速度は、実装フェーズに入る前の判断で大きく左右されます。
- データ取得の単位
- リアルタイム取得が本当に必要か
- 一覧と詳細で処理を分けるか
- 将来データが増える前提か
これらを整理せずに実装すると、後からの改善が難しくなります。
高速化のための設計オプション Jsonスナップショットという選択肢
FHWでは、出現頻度の高いデータや更新頻度が低い情報について、Jsonスナップショットを設計段階で検討します。
これは、すべてを高速化するための手法ではなく、負荷を抑えるための設計オプションです。
リアルタイム性が不要な箇所では、Jsonスナップショット化することで、
- サーバー負荷の軽減
- 表示速度の安定
- 将来の拡張への耐性
を確保します。
Jsonスナップショットについてはスクラッチ開発・機能開発にて詳細を記述しています。
フロントだけでは完結しない サーバー・インフラとの関係
表示速度は、フロントエンドだけの問題ではありません。
- サーバー構成
- キャッシュ戦略
- データ取得経路
- API設計
と密接に関係します。
FHWでは、「とりあえずフロントで頑張る」設計は避け、全体構造として無理のない構成を考えます。
最初だけ速い状態にしない 運用を前提にした速度設計
公開直後は速くても、運用が始まると遅くなるサイトは少なくありません。
- データ件数の増加
- コンテンツ追加
- 機能追加
を前提に、遅くなりにくい構造を設計しておくことが重要です。
この考え方は、育てるフェーズとも直結します。
つくるフェーズへのつながり
表示速度設計の考え方は、以下のページで具体化されます。
設計段階で整理することで、後から場当たり的な高速化対応を減らします。
このページで伝えたいこと
表示速度は、調整の話ではなく設計の話です。
速く見せる工夫ではなく、遅くならない構造を先に作ること。
それが、FHWの表示速度設計の考え方です。