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04 / GROW

育てるフェーズ

GA4・イベント計測設計

アクセス数ではなく、行動と成果を測る

Google Analytics 4(GA4)は、アクセス数を眺めるためだけのツールではありません。

お問い合わせ、資料ダウンロード、電話タップなど、Webサイト上のどの行動が事業の成果につながったかを確認するための計測基盤です。

Flying High Works(FHW)では、サイト公開後に計測を後付けするのではなく、Webサイトの設計・制作と同時に、必要なイベントと確認方法を設計します。

MEASUREMENT DESIGN ページビューから、行動と成果の計測へ

ページビューやセッション数だけでは、「問い合わせにつながったのか」「どの導線が使われたのか」までは判断できません。

そこで、サイトの目的に合わせて、確認すべき行動をイベントとして定義します。すべての操作を無差別に記録するのではなく、改善判断に使うデータを先に決めることが重要です。

  • どの流入経路から問い合わせにつながったか
  • どのページや導線が成果の前に見られているか
  • フォームを開始してから完了するまでに離脱していないか
  • 資料、電話、メールなど、どの接点が利用されているか

INCLUDED IN DEVELOPMENT イベント計測を、サイト制作の工程に組み込む

FHWはWebサイトそのものを設計・実装するため、画面に見えているクリックだけでなく、フォームの処理結果やページ遷移など、サイト内部の状態に合わせたイベントを実装できます。

たとえば送信ボタンが押された回数ではなく、フォームが正常に送信され、完了画面または完了処理まで到達した時点を問い合わせ完了として計測します。入力エラーや送信失敗を成果に含めない設計が可能です。

計測会社と制作会社の間で実装を受け渡す工程を減らし、ページ、フォーム、JavaScript、Googleタグマネージャー(GTM)、GA4を一つの流れで確認できることが、制作と計測を一体で行うメリットです。

EVENT EXAMPLES 目的に合わせて設定するイベント例

  • お問い合わせ完了:フォームの正常送信を確認
  • フォーム入力開始:問い合わせへの関心と途中離脱を確認
  • 電話番号のタップ:スマートフォンからの電話行動を確認
  • メールリンクのクリック:メールによる相談行動を確認
  • 資料ダウンロード:検討段階の行動を確認
  • CTAのクリック:主要な導線が使われているかを確認
  • サイト内検索:ユーザーが探している情報を確認
  • 動画の再生:コンテンツへの関与を確認

実際に設定するイベントは、サイトの目的、問い合わせ方法、コンテンツ、運用体制に合わせて選定します。

EVENT & KEY EVENT すべてのイベントを、成果として扱うわけではありません

GA4では、ユーザーの行動を「イベント」として計測します。その中から、お問い合わせや購入など、事業にとって特に重要な行動を「キーイベント」として指定します。

CTAのクリック、フォーム開始、お問い合わせ完了をすべて同じ成果として扱うと、実態より多く成果が出ているように見える場合があります。途中行動と最終成果を分けることで、どこに改善余地があるかを判断しやすくします。

Google Analyticsのイベントに関する公式資料でも、ビジネスにとって特に重要な行動をキーイベントとして扱う考え方が示されています。

OUR VERIFICATION 自社サイトでも、問い合わせ完了までを計測

2026年8月時点で、FHWの自社GA4では、実サイトの問い合わせ完了イベントをキーイベントとして設定し、Webサイトのデータストリームで計測される状態を確認しています。

また、GA4とFHWのGoogle広告アカウントを連携し、広告流入とサイト内行動を照合できる環境を整えています。管理画面上の設定だけではなく、実際のフォーム、イベント、広告側のコンバージョンまでを確認対象としています。

GA4 & GOOGLE ADS 集客と、流入後の行動をつなげる

Google広告は見込み客との接点をつくる仕組み、GA4は流入後の行動と成果を確認する仕組みです。役割は異なりますが、実際の改善では密接に連携します。

GA4のキーイベントをGoogle広告のコンバージョンとして利用する場合も、広告管理画面だけで判断せず、どの操作を成果とするか、サイト側で正しく発火しているかを確認します。

広告の準備期間、学習期間、LP改善を含む考え方は、Google広告の設定・運用支援で詳しくご紹介しています。

GOOGLE TAG MANAGER GTMを、計測を管理する基盤として使う

GTMは分析結果を表示するツールではなく、GA4、Google広告などの計測タグを、条件に応じて動作させるための管理基盤です。

サイト側からデータレイヤーへイベントや必要な情報を渡し、GTMで発火条件を管理することで、ページの見た目だけに依存しない計測を設計できます。

Googleタグマネージャーのデータレイヤーに関する公式資料を確認し、イベント名や変数名をサイト内で統一します。

TEST BEFORE RELEASE 公開前に、イベントが正しく届くかを確認する

タグを設置しただけでは、正しく計測できているとは限りません。公開前後に、実際の操作とGA4上のイベントを照合します。

  • 対象ページにタグが読み込まれているか
  • 操作したときだけイベントが発火するか
  • 同じイベントが二重に送信されていないか
  • イベント名とパラメータが設計どおりか
  • 正常完了とエラーを区別できているか
  • GA4のリアルタイムレポートやDebugViewで受信できるか

GA4のDebugViewに関する公式資料も基準として、実装と受信の両方を確認します。

SCOPE 標準的な計測と、個別設計が必要な計測

お問い合わせ完了、電話タップ、資料ダウンロードなどの標準的なイベント計測は、Webサイト制作の工程に組み込んで設計・実装できます。

一方、ECの商品・購入データ、複数ドメインをまたぐ行動、会員IDとの連携、サーバーサイド計測、同意管理などは、サイトと運用条件を確認したうえで個別に設計します。

計測対象、アカウント作成、権限設定、プライバシーポリシー、Cookieや同意管理についても、必要な範囲を事前に整理します。

LIMITATIONS 数値だけで、ユーザーの意図を断定しない

GA4から分かるのは、計測できた環境において「何が起きたか」です。なぜその行動をしたのか、なぜ離脱したのかまで、数値だけで断定することはできません。

  • 少ないデータで成果や問題を決めつけない
  • 計測漏れや二重計測がないかを先に確認する
  • 広告、検索、ページ内容、営業結果をあわせて見る
  • 複数の変更を同時に行い、改善要因を分からなくしない

GA4は答えを自動的に出すものではなく、改善のための仮説を検証する材料として使います。

PROCESS 計測設計から改善までの進め方

  1. サイトの目的を確認
    問い合わせ、予約、購入、資料請求など、成果として見る行動を整理します。
  2. イベントを設計
    途中行動と最終成果を分け、イベント名と必要な情報を決めます。
  3. サイトとGTMへ実装
    フォーム処理やボタンなど、実際のサイト動作に合わせて組み込みます。
  4. 公開前後にテスト
    リアルタイムレポートやDebugViewで、イベントの受信と重複を確認します。
  5. 広告・検索・行動データを確認
    一定期間のデータを蓄積し、改善すべきページや導線を検討します。
  6. サイトへ反映
    計測結果を広告、コンテンツ、フォーム、UI、SEOの改善につなげます。

FAQ GA4・イベント計測でよくあるご質問

GA4を入れれば、過去のアクセスも確認できますか?

いいえ。基本的には計測タグを設置し、データ収集を開始してからの情報が対象です。そのため、サイト公開前から計測内容を決めておくことが重要です。

すべてのボタンクリックを計測した方がよいですか?

必ずしも必要ではありません。改善判断に使わないイベントを増やすと、見るべき情報が分かりにくくなります。サイトの目的に合わせて選定します。

GTMを導入すれば、制作会社に依頼せずイベントを増やせますか?

画面上のクリックなどはGTM側で設定できる場合があります。ただし、フォームの正常完了やシステム内部の状態は、サイト側の実装が必要になることがあります。

Google広告とは別のページですか?

はい。Google広告は集客、GA4は流入後の行動と成果の計測を中心に扱います。ページは分けますが、実際の運用では連携して確認します。

制作時から、改善に使える計測を整える

公開後に「何を見ればよいか分からない」状態にしないためには、サイトの目的、フォーム、導線、GA4、GTMを制作時からつなげておく必要があります。

FHWでは、アクセス解析の設定だけで終わらせず、計測できるサイトをつくり、得られたデータを次の改修へつなげます。

計測後にどの順番で確認し、何を改修するかは、定期ミーティングで進めるWebサイト改善でご紹介しています。

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