つくるフェーズ
Schema設計 企業情報を“1つの構造”として伝えるための実装
Flying High Works(FHW)では、Schema(構造化データ)を検索対策の小手先としてではなく、検索エンジンやAIに正しく理解されるための前提実装として扱います。
重要なのは、ページごとに断片的に設定することではありません。
企業(発信主体)を起点に、Webサイト・各ページ・各種コンテンツを一貫した構造で接続することです。
FHWでは、JSON-LD と @id の一貫性を前提に、全ページへSchemaを実装します。
Schemaとは何をするためのものか
Schemaは、ページに書かれている情報を機械が解釈できる形で補足し、「これは何か」「誰の情報か」「どんな関係か」を明確にする仕組みです。
- 企業情報が分散しない
- ページ同士の関係性が崩れない
- 発信主体の一貫性が保たれる
こうした状態を作ることで、検索エンジンだけでなく、AIによる情報取得・要約・表示でも誤解が起きにくくなります。
図は、Schemaの種類を紹介するためのものではなく、企業サイト全体が「1つの企業像」として理解される構造を示すための図です。
LocalBusinessを起点に全体を接続する
FHWでは、LocalBusinessを企業情報のハブとして設定し、Webサイトや各ページ、各種コンテンツのSchemaを、LocalBusinessへ接続します。
-
LocalBusiness
企業情報の基底(発信主体) -
WebSite
公式サイトとしての位置づけ -
WebPage
各ページの役割・主題の明示 -
BreadcrumbList
階層構造の正確な伝達(トップページ以外)
これらを @id で接続し、「ページ単体」ではなく「サイト全体」として理解される状態を作ります。
各種コンテンツをLocalBusinessに紐づける
サービス、事例、記事、採用、FAQなどのコンテンツは、それぞれ適切な @type を持ちながら、発信主体としてLocalBusinessを参照する構造で実装します。
例:
- Service / Offer(サービス)
- BlogPosting(記事)
- FAQPage(FAQセクション)
- JobPosting(採用)
- Event(セミナー・イベント)
- Product(扱う製品や商品がある場合)
これにより、コンテンツが増えても、「誰が語っている情報か」が一貫して伝わる構造を保てます。
ナレッジパネル・リッチリザルト・AI表示を見据えた考え方
Schemaは、表示内容を直接コントロールするものではありません。
しかし、企業情報・ページの役割・関係性を正確に伝えることで、結果として
- 企業情報の解釈が安定する
- ページ同士の位置づけが明確になる
- 誤認や分断が起きにくくなる
という“土台”を作れます。
AI OverviewsやAIモードのような表示でも、機械が参照できる一貫した構造は重要になります。
複数ドメイン/サブドメインを持つ場合の Schema実装(横断設計)
企業が複数のドメインやサブドメインを持つ場合、Schemaは“各サイトで別々に完結させる”のではなく、発信主体(企業)を共通化した上で整合性を取ることが重要です。
FHWでは以下の考え方で設計します。
-
企業の @id(LocalBusiness)を共通の基点として固定する
どのドメインでも同じ企業を参照する -
各ドメインはWebSite / WebPage をそれぞれのURLで持つ
公式サイトが複数ある前提で、サイト単位の構造を崩さない -
about / isPartOf / publisher などの関係を、矛盾なく接続する
「どのサイトが、どの企業の公式情報か」を明確にする -
コンテンツが跨る場合は、参照関係(@id)を使って同一性を維持する
重複定義で別物に見せない -
役割が異なるサイト(コーポレート/サービス/採用等)は、サイトごとの目的に合わせたSchemaの粒度を調整する
全部を同じにしない
この横断設計により、ドメインが分かれていても、企業情報やコンテンツの位置づけが分断されにくくなり、検索・AI双方での解釈が安定します。
このページで伝えたいこと
Schemaは、ページを飾るための設定ではありません。
企業・Webサイト・各ページ・各コンテンツを、一貫した構造として機械に伝えるための実装です。
FHWでは、全ページにSchemaを実装し、JSON-LDと@idの一貫性を軸に、将来の拡張やドメイン横断まで見据えた「伝達基盤」を整えます。