04 / GROW
育てるフェーズ
定期ミーティングで進めるWebサイト改善
数値と現場の状況を共有し、双方で次の対応を決める
Webサイトの改善は、アクセス解析の数値だけでは決められません。問い合わせの内容、商談化の状況、現場で感じている課題など、Webサイトの外側にある情報も必要です。
定期ミーティングでは、お客様が把握している事業・営業・運用の状況と、FHWが確認できる検索・アクセス・フォーム・技術面の情報を持ち寄り、双方で優先事項と次の対応を決めます。
このページでは、定期ミーティングを起点に改善を進める流れと、Google Search Console、Google広告、GA4、GTM、Microsoft Clarityなどを使う場合の基本的な確認順序を整理します。
Flying High Works(FHW)では、計測環境の整備、基本的な状態確認、サイト側の原因調査と実装・改修を中心に対応します。ミーティングの頻度、参加者、確認する指標、調査・改修の範囲は、ご契約やご相談内容に応じて決定します。
REGULAR MEETING 定期ミーティングで、次に取り組むことを決める
FHWだけで改善内容を決定するのではなく、双方が持つ情報を共有し、次の対応に合意してから進めます。基本的な流れは次のとおりです。
- 状況を共有する
アクセス、検索、問い合わせ、商談、運用上の課題を持ち寄ります。 - 事実と未確認事項を分ける
数値で確認できることと、追加調査が必要なことを整理します。 - 優先事項を決める
事業上の重要度、影響範囲、緊急性、改修コストを踏まえて双方で決めます。 - 対応条件を確認する
実施内容、担当、費用、時期、次に確認する指標を明確にします。 - 合意した内容を実施する
契約範囲または個別のお見積もりに基づいて対応します。 - 次回に結果を確認する
変更後の状況を共有し、継続・見直し・次の対応を判断します。
定期ミーティングを実施するだけで、調査や改修が無制限に含まれるわけではありません。実施範囲は、保守・運用契約や個別のお見積もりに応じて事前に確認します。
BASIC DIAGNOSIS FLOW 成果から原因へ、順番にさかのぼって確認する
基本的な確認順序は、次のとおりです。ツールを順番に開くことが目的ではなく、前の段階に問題がなければ次の段階へ進み、ボトルネックを絞り込みます。
- 計測は正しいか
イベント、キーイベント、広告コンバージョン、タグの発火を確認します。 - 事業上の成果は出ているか
問い合わせ、資料請求、予約、購入、商談などを確認します。 - 必要な人がサイトに来ているか
検索語句、広告、流入元、地域、ランディングページを確認します。 - 最初のページで内容が伝わっているか
離脱、次のページへの遷移、CTAへの到達を確認します。 - ページ内で迷っていないか
ヒートマップやレコーディングから操作の傾向を観察します。 - 問い合わせ直前で止まっていないか
フォーム開始、入力エラー、離脱、正常送信を確認します。 - 技術的な問題がないか
クロール、表示速度、JavaScript、フォーム処理などを確認します。
FHW’S ROLE FHWは、計測環境とサイト側の調査・改修を担当
このページに掲載しているすべての確認・分析を、FHWだけで専門的に提供するという意味ではありません。FHWが中心となって対応するのは、Web制作会社として確認・改修できる次の範囲です。
- GSC、GA4、GTM、Clarityなどの導入・基本設定
- 問い合わせ完了など、サイト側のイベント実装
- 計測漏れ、二重計測、フォーム処理の基本的な確認
- 検索結果や広告のリンク先となるページの確認
- HTML、CSS、JavaScript、フォーム、SEO設定、サーバー設定の調査・改修
- 広告運用会社やSEO会社が必要とするタグ・ページ・フォームの実装
高度な広告戦略、大規模なアクセス解析、統計的なA/Bテスト、経営指標まで含む分析などは、内容を確認したうえで、必要に応じて専門会社との連携をご提案します。
STEP 0 / MEASUREMENT 分析の前に、計測が正しいか確認する
数字が表示されていても、その数字が正しいとは限りません。まず、分析の前提となる計測環境を確認します。
- GA4のイベントが意図した操作で発火しているか
- 問い合わせや購入が二重計測されていないか
- 入力エラーや送信失敗が成果に含まれていないか
- Google広告とGA4の連携が有効か
- GTMの変更が公開されているか
- 自社アクセスやテスト操作が判断に影響していないか
- Cookieや同意設定による影響を把握しているか
管理画面と実際の問い合わせ件数が合わない場合は、サイトの成果を評価する前に、イベント条件、GTM、フォームの完了処理などを改修します。計測設計については、GA4・イベント計測設計で詳しくご紹介しています。
STEP 1 / BUSINESS RESULT アクセス数より先に、事業上の成果を確認する
最初に確認する結果は、ページビューの増減ではなく、Webサイトの目的にあたる成果です。
- お問い合わせ・資料請求・予約・購入の件数
- 電話やメールによる接触
- 広告費に対する成果
- 問い合わせ後の商談化・受注
- 成果に至るまでの日数や接点
問い合わせ件数だけでなく、実際に相談や受注につながっているかを確認します。計測上の成果が増えても、対象外の問い合わせばかりであれば、流入や訴求の見直しが必要です。
STEP 2 / ACQUISITION 必要な人が、適切な入口から来ているか確認する
成果が少ない場合、一般的にはGoogle Search Console、Google広告、GA4などを使って、検索・広告・参照元などの流入を確認します。
- 検索結果に意図したページが表示されているか
- 想定した検索語句から訪問されているか
- 広告のキーワード、地域、時間帯、端末が適切か
- 検索結果や広告がクリックされているか
- 関係の薄いアクセスが増えていないか
- 訪問先が検索意図や広告文と一致しているか
この段階に問題があれば、SEOコンテンツ、title・description、広告文、キーワード、除外キーワード、配信条件、ランディングページ、sitemap.xmlやcanonicalなどを見直します。
FHWでは、確認に必要な基本的な計測環境の整備と、検索結果や広告のリンク先となるWebサイト側の調査・改修に対応します。
検索エンジンへの伝わり方はGSCによるクロール・インデックス改善、広告運用はGoogle広告の設定・運用支援で詳しくご紹介しています。
STEP 3 / LANDING PAGE 最初に見たページで、内容が伝わっているか確認する
必要なアクセスがある場合は、ランディングページごとの行動をGA4で確認します。
- どのページから訪問が始まったか
- 次のページやCTAへ進んでいるか
- 特定のページや端末だけ離脱が多くないか
- 広告や検索結果で伝えた内容と、ページの内容が一致しているか
- ページの表示に時間がかかっていないか
この段階に問題があれば、ファーストビュー、見出し、サービス説明、価格、実績、事例、会社情報、CTA、内部リンク、スマートフォン表示、ページ速度などを改修します。
STEP 4 / BEHAVIOR OBSERVATION 数値で絞り込み、Clarityで行動を観察する
GA4で問題がありそうなページや端末を絞り、Microsoft Clarityのヒートマップやセッションレコーディングを確認すると、ページ内の問題を検討する材料になります。
- CTAが見られているのにクリックされていない
- クリックできない場所が繰り返し操作されている
- 重要な説明までスクロールされていない
- 同じ場所を行き来している
- フォーム入力中に操作が止まっている
- スマートフォンだけ操作しにくい箇所がある
観察結果から、ボタンの配置、情報の順番、文章量、ナビゲーション、文字サイズ、余白、固定CTA、入力欄、エラー表示などの改善仮説を立てます。
FHWでもClarityの導入設定と基本的な確認に対応できます。ただし、レコーディングは全利用者の意図を断定するものではありません。少数の操作だけで結論を出さず、GA4の数値や問い合わせ内容とあわせて改善仮説を検討します。
STEP 5 / CONVERSION FLOW 問い合わせ直前で止まっていないか確認する
ページが読まれ、CTAも利用されている場合は、問い合わせや購入までの導線を確認します。
- CTAはクリックされているか
- フォーム入力は開始されているか
- 特定の入力項目で離脱していないか
- エラーの内容と修正方法が分かりやすいか
- 正常に送信・登録できているか
- 完了イベントが正しく計測されているか
この段階に問題があれば、入力項目数、必須・任意表示、入力例、エラー表示、確認画面、送信ボタン周辺の説明、電話やメールなど別の相談方法、フォームの処理や完了イベントを改修します。
STEP 6 / TECHNICAL HEALTH 技術的な問題が成果を妨げていないか確認する
コンテンツや導線だけでなく、検索エンジン、ブラウザ、サーバー、外部タグなどの技術面も確認します。
- クロール・インデックス・canonical・noindex
- sitemap.xml・robots.txt・リダイレクト・404
- 構造化データ
- 画像・JavaScript・CSS・表示速度
- ブラウザや端末ごとの表示・操作
- JavaScriptエラー・フォーム送信エラー
- GA4、GTM、Clarityなど外部タグの読み込み
問題に応じて、SEO設定、HTML、CSS、JavaScript、画像、フォーム処理、サーバー設定などを改修します。
ISSUE TO IMPROVEMENT 確認できた状態から、改修候補を絞り込む
- 検索結果に表示されない
GSC、sitemap.xml、canonical、noindex、コンテンツを確認します。 - 表示されるがクリックされない
title、description、広告文、訴求内容を見直します。 - 関係の薄いアクセスが多い
検索キーワード、広告対象、ページテーマを見直します。 - 訪問後すぐに離脱する
ファーストビュー、検索意図との一致、表示速度、スマートフォン表示を確認します。 - ページは読まれるがCTAが使われない
導線、CTA、価格、実績、信頼情報を見直します。 - フォーム開始後に離脱する
入力項目、入力UI、エラー表示、相談方法を見直します。 - 問い合わせ件数と計測値が合わない
GA4、GTM、発火条件、フォームの完了処理、二重計測を確認します。 - 特定の端末だけ成果が低い
端末別のUI、ブラウザ、表示速度、操作性を確認します。
PLAN 目的、指標、改善仮説を双方で決める
Webサイトの目的とキーイベントを確認し、現在のボトルネックを一つ選びます。そのうえで、「誰に」「何を伝え」「どの行動を増やすために」「何を変更するか」を双方で検討します。
改善前の数値、対象ページ、対象期間、変更内容を記録し、後から比較できる状態にします。
DO 合意した範囲の施策を実行する
対応範囲、担当、費用、時期を確認したうえで、ページ、フォーム、計測、SEOコンテンツなどを改修します。公開前後には、表示と動作だけでなく、合意した計測項目も確認します。
CHECK 成果から上流へさかのぼり、変化を確認する
計測の正常性、問い合わせ、流入、ランディングページ、ページ内行動、フォーム、技術面の順に確認します。データ量や検討期間を考慮し、短期間の増減だけで成功・失敗を決めません。
ACT 影響の大きいボトルネックから、一つずつ改修する
確認結果から優先順位を決め、原因を判断できる範囲で変更します。複数の要素を同時に大きく変えると、何が影響したか分からなくなるため、変更日と内容を残しながら次のサイクルへ進みます。
PRIORITY すべてを一度に直さず、優先順位を決める
改修候補は、次の観点から優先順位を決めます。
- 成果への影響:問い合わせや受注に近い問題か
- 影響範囲:多くの利用者やページに影響するか
- 緊急性:送信不能、404、計測停止など、すぐに直す必要があるか
- 根拠の強さ:複数のデータや実際の問い合わせから確認できるか
- 改修コスト:小さな変更で確認できる仮説か
OPERATION POLICY 数字の確認だけで終わらせず、改修候補を整理する
レポートに数字を並べるだけでは、次に何を直すべきか分かりません。FHWでは、ご相談内容と対応範囲に応じて、確認結果を次のように整理します。
- 確認できた事実
- まだ判断できないこと
- 考えられる原因
- 優先する改善仮説
- サイト・広告・計測の改修内容
- 次回確認する指標と期間
広告運用や専門的な分析が必要な場合は、広告運用会社、SEO会社、社内の営業担当者とも情報を共有し、FHWはWebサイト、フォーム、タグ、技術改善を担当します。
FAQ 定期ミーティングとWebサイト改善でよくあるご質問
どのくらいの頻度で確認すればよいですか?
広告配信直後、サイト公開直後、フォーム変更後などは短い間隔で計測と動作を確認します。成果判断はアクセス数、検討期間、コンバージョン件数に応じて期間を決めます。
アクセスが少なくても改善できますか?
計測不備、表示エラー、フォームの使いにくさ、検索エンジンへの伝わり方などは確認できます。ただし、少数のデータだけでページや広告の優劣を断定しません。
Clarityの録画を見れば、離脱理由が分かりますか?
操作上の迷いや傾向を見つける参考にはなりますが、利用者の意図を直接確認できるものではありません。GA4、問い合わせ内容、営業結果などとあわせて仮説を立てます。
FHWはどの範囲を担当できますか?
FHWでは、GA4・GTMなどの基本的な計測環境の整備、サイト側の原因調査、ページ・フォーム・HTML・CSS・JavaScript・SEO設定・サーバー設定などの改修に対応します。高度な広告運用や専門分析が必要な場合は、専門会社と役割を分けて進めることも可能です。
確認して終わらず、Webサイトの実装へ戻す
Webサイトを改善するには、ツールを導入するだけでなく、計測、成果、流入、ページ、行動、フォーム、技術面を順番に確認することが重要です。
そのうえで、問題の場所を切り分け、影響の大きい改修から実行することが基本です。
FHWでは、この基本的な考え方をもとに、計測環境の整備、サイト側の原因調査、実装・改修を行います。すべてを自社だけで完結させるのではなく、広告運用や専門分析については外部の専門会社とも連携しながら、Webサイト側で必要な対応を進めます。
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