支給デザインを、共通ルール・例外・動作仕様へどう変換するか
Figma、画像、印刷物、参考サイトなどの支給物から、共通部品、例外、可変条件、レスポンシブ、動作仕様を整理し、複数人で再現できる実装ルールへ変換する方法をご紹介します。
印刷用デザインを、崩れにくいレスポンシブLPへ翻訳する
印刷物に近いIllustratorデータをもとに、複数のランディングページをWebへ展開した案件です。固定寸法、印刷用フォント、CMYK、紙面上の一体レイアウトをそのまま縮小せず、文字、画像、背景、装飾を分解。端末幅に応じて読みやすく並び替わるレスポンシブ設計へ翻訳しました。
| クライアント名 | 某住宅・不動産関連企業 |
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| 業種 | |
| サイトのカテゴリ | |
| サイトの特徴 | |
| 制作範囲 |
支給データは印刷物として完成度が高い一方、Webでは画面幅が変わり、文字は検索・選択できる必要があり、画像容量や色空間も異なります。紙面の比率をそのまま保つだけでは、スマートフォンで文字が小さくなり、ボタンや情報の順序も利用場面に合いません。
さらに、制作中の修正をWeb側だけへ反映すると、Illustratorの元データと公開ページの内容がずれ、後続ページや再修正で古い状態へ戻る可能性があります。Web用への変換作業と、元データの管理責任を分けず、どこを正として差分を戻すかまで決めることが課題でした。
最初に、支給データを文字、写真、背景、装飾、行動導線へ分解しました。文字を画像のまま使う案とHTML化する案を比較し、読みやすさ、修正頻度、検索性を考えて本文や見出しは可能な範囲でHTML化しました。印刷用フォントはWebで利用できる代替を選び、CMYK画像は表示確認を行いながらRGBへ変換しています。
レイアウトは紙面を一律に縮小せず、情報の優先順位を保って組み替えました。スマートフォンでは段組みを解除し、問い合わせや申込みへ進む要素を読み終えた位置へ配置しています。
修正はWeb側だけで完結させず、元のデザインデータへ戻す項目を決め、二つのLPで同じ部品を再利用できる状態にしました。元データを更新できない場合は、Web版の変更履歴を別途残す必要があります。
印刷データの魅力を残しながら、Webで読む順序へ再構成しました。紙面では同時に見える複数の情報も、狭い画面では縦に並ぶため、見出し、説明、根拠、行動導線の順が途切れないように組み替えています。
装飾と内容が一体化した部分は、画像として残す範囲と、背景・文字へ分離する範囲を検討しました。すべてを画像化すると修正や可読性に弱くなり、すべてをHTML化すると紙面固有の印象が失われます。情報として読む部分はHTML、世界観を支える部分は画像という基準で整理しました。
複数LPへ展開するため、共通の余白、見出し、ボタン、注記ルールも定め、デザイン元とWeb表示の差を確認できるようにしました。
実装では、Illustratorから書き出された素材をそのまま配置せず、表示サイズ、色空間、透過、容量を確認してWeb用に整えました。文字は可能な範囲でHTML化し、端末幅に応じて段組みを変更できる構造にしています。
固定幅の座標配置は、文字修正や端末差で崩れやすいため採用せず、コンテンツの高さに追従するレイアウトを選びました。共通ボタンや注記は部品化し、二つのLPで同じ修正を別々に行わない構成へ寄せています。
修正時には、公開ページだけを直して元データとの不一致を残さないよう、変更箇所を整理して制作元データへ戻しました。印刷データからのWeb化では、見た目の再現だけでなく、更新の正本と差分管理まで含めて完了条件にする必要があります。
この案件で確認した判断を、複数の制作記録と照合し、ほかのWeb制作でも使える確認事項として整理しています。
Figma、画像、印刷物、参考サイトなどの支給物から、共通部品、例外、可変条件、レスポンシブ、動作仕様を整理し、複数人で再現できる実装ルールへ変換する方法をご紹介します。
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