仕様書が残っていない既存システムを、どう安全に改修するか
現在の画面やコードだけでは判断できない業務ルールを、実際の操作、データ、通知、担当者の使い方から復元し、安全に改修する方法を整理します。
既存不動産システムの暗黙仕様を洗い出し、運用に耐える改修へ
物件検索サイトと管理画面を一体で改修した、不動産Webシステムのプロジェクトです。スマートフォンを重視した画面設計、駅からの検索、物件・部屋情報の登録、ユーザー権限、問い合わせなど、既存機能を生かしながらフロントと管理機能を再構築しました。Laravelで構成された既存コードを読み解き、サーバー・ドメインの切り替えも含めて対応。公開後も地図、動画、物件履歴、メールなど実運用から生じる改修を継続し、業務基盤として長期保守しています。
| クライアント名 | 某住宅・不動産関連企業 |
|---|---|
| 業種 | |
| サイトのカテゴリ | |
| サイトの特徴 | |
| 制作範囲 | |
| 制作期間 | 12か月 |
過去の担当者間で決められた仕様が文書化されていない部分を含む既存システムに対し、デザインと操作性を改善しながら機能を引き継ぐ必要がありました。物件、建物、部屋、賃貸履歴、ユーザー権限などが相互に関係するため、画面単位の確認だけでは運用上の影響を把握できません。既存コードを残す部分と組み直す部分を判断し、駅検索や住所・地図連携、問い合わせ、更新者記録まで、実際の登録業務に沿って動作を確かめることが求められました。
最初にフロント画面、管理画面、データ構造、権限、メール、外部連携を棚卸しし、既存仕様と追加要件を課題単位で整理しました。操作確認はページを眺めるだけでなく、物件登録から公開、検索、問い合わせ、更新・削除までを実運用の順序で通すシナリオを作成。既存コードは構造と影響範囲を確認したうえで、活用する部分と置き換える部分を判断しました。仕様変更の理由と確認結果を課題へ残し、担当者が変わっても再調査を減らせる保守体制へつなげています。
利用者の閲覧環境を踏まえ、スマートフォンから物件を探しやすい情報順序を基準に設計しました。写真、価格、所在地、間取りなど判断に必要な情報を先に見せ、詳細情報と問い合わせへ自然に進める構成です。PCとスマートフォンを一つのデザインデータで見通せるよう整理し、共通パーツの状態や注釈も共有。支給写真へ差し替わっても印象が崩れない画像比率を設定し、文字間や余白などブランド固有の細かな表現と、検索サイトとしての操作性を両立しています。
Laravelの既存ルート、管理画面、API、データ関連を確認し、物件・部屋・賃貸履歴・ユーザー権限を壊さずに改修しました。駅選択、キーワード検索、住所からの緯度経度取得、地図表示、動画URLなど、複数画面にまたがる機能は入力から公開まで通して検証しています。既存コードの癖を把握し、再利用できるパーツは生かしつつ、変更が波及しやすい部分は整理して実装。ドメイン切り替え時には画像パスや表示を確認し、公開後も履歴・メール・検索機能の保守を継続しています。
この案件で確認した判断を、複数の制作記録と照合し、ほかのWeb制作でも使える確認事項として整理しています。
現在の画面やコードだけでは判断できない業務ルールを、実際の操作、データ、通知、担当者の使い方から復元し、安全に改修する方法を整理します。
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