公開日を動かせないWeb制作で、未確定素材・版管理・日時公開をどう管理するか
公開日時が固定された制作で、後から届く素材、複数の版、日時指定公開、公開直前の変更を安全に管理する方法をご紹介します。
二言語サイトを、品質をそろえながら段階公開する
海外にも製品情報を届ける企業サイトのリニューアルで、日本語サイトと英語サイトを同時に作りながら、確認状況に合わせて公開時期を分けました。日本語側はWordPressで更新できる構成、英語側は必要なページを静的に構築し、言語切替、旧URLからの転送、サイトマップ、計測設定まで含めて公開を整えています。
| クライアント名 | 某製造業企業 |
|---|---|
| 業種 | |
| サイトのカテゴリ | |
| サイトの特徴 | |
| 制作範囲 |
日本語と英語で伝える製品・企業情報は共通していましたが、翻訳原稿や確認の進み方は同じではありませんでした。両言語の完成を待って一括公開すると、準備できている日本語サイトまで止まります。一方、先に日本語だけを公開すると、未完成の英語ページや言語切替が利用者の目に触れるおそれがありました。
さらに、既存サイトからURL構造が変わるため、公開後に旧ページへアクセスした利用者や検索エンジンを新しいページへ案内する必要がありました。公開作業を単なるファイル差し替えにせず、バックアップ、転送設定、サイトマップ、アクセス解析まで含めて、言語ごとの公開条件と確認項目を整理することが求められました。
最初に、日本語と英語で共通するページ構成、ナビゲーション、製品情報の粒度を対応表にし、どのページが対になるかを決めました。そのうえで、原稿と確認がそろった日本語サイトを先に公開し、英語側が整うまでは言語切替を表示しない段階公開を採用しました。英語公開時に切替を戻すことで、未完成ページへ誘導せず、先行公開の利点も失わない進め方です。
日本語側は担当者が情報を更新できるWordPress、英語側は確認済みの内容を安定して公開する静的ページとして構築しました。公開単位が違っても、見出し階層、製品分類、共通部品の対応関係を保ち、片方だけ修正した際に差分を追えるようにしています。旧URLからの転送、サイトマップ、計測設定も公開チェックへ組み込み、画面の完成だけで公開完了としない方針にしました。
二言語サイトでは、翻訳文の長さが変わるため、日本語の文字量に合わせて固定すると英語で見出しやボタンが崩れます。そこで、タイトル、説明、製品一覧、表組みを可変長として扱い、言語が変わっても情報の優先順位が保たれるレイアウトにしました。
また、言語切替は常に見せる装飾ではなく、移動先が確認済みの場合にだけ機能する案内として設計しています。段階公開中は切替を隠しても不自然な余白が残らず、英語公開後に戻してもヘッダー全体を作り直さない構成です。日本語と英語で写真や図版の意味が変わらないかも確認し、テキストだけを置き換えた印象にならないよう整えました。
日本語サイトはWordPressテーマとして、英語サイトは独立したページ群として実装し、共通する表示ルールをそろえました。コード上でも日本語・英語のURL対応を確認できるようにし、言語切替の表示条件を公開状態と切り離しています。これにより、英語側を非公開にした状態でも日本語側の更新と公開を継続できます。
公開時は旧URLからの転送、存在しないページ、サイトマップ、解析タグ、フォーム、外部リンクを言語別に確認しました。両言語で共通する製品情報や基本情報はページの対応関係を確認対象とし、一方だけに変更が残らないよう、言語ごとの公開確認へ組み込んでいます。
この案件で確認した判断を、複数の制作記録と照合し、ほかのWeb制作でも使える確認事項として整理しています。
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