お客さまもHTML・CSSを更新するサイトで、編集範囲をどう設計するか
お客さまがHTML・CSSを直接更新するWebサイトで、編集できる範囲、共通部品、CSSの影響範囲、変更履歴、Web制作会社へ相談する条件をどう決めるか整理します。
納品後の内製更新を前提にしたテンプレート設計
専門機器メーカーのサイトリニューアルで、基本ページのデザインとコーディングを担当し、納品後はクライアント側でページを増やせるテンプレートを整えました。完成ページだけを渡さず、見出し、本文、画像、表、サイドメニューの再利用単位と、安全に編集できる範囲を明確にしています。
| クライアント名 | 某製造業企業 |
|---|---|
| 業種 | |
| サイトのカテゴリ | |
| サイトの特徴 | |
| 制作範囲 | |
| 制作期間 | 12か月 |
製品・技術情報を刷新しつつ、納品後のページ追加と更新を社内で行えることが求められました。ただし、担当者の制作経験や使用環境が確定していない状態で、すべてを自由編集にすると、共通部品やレイアウトへ意図しない変更が波及します。反対に編集範囲を狭くし過ぎると、内製更新という目的を果たせません。
代表ページが完成することと、別の担当者が同じ品質で次のページを作れることは別の要件です。どこをコピーし、何を変更し、どの部分にはHTMLやPHPの理解が必要かを、画面とファイル構造の両方で分けることが課題でした。
代表ページを基準に、見出し、本文、画像、表、サイドメニューを共通部品へ分けました。ページ全体を複製して不要な設定まで引き継ぐ案ではなく、目的に応じて再利用する単位と、ページ固有に編集する単位を明確にしています。
変更しやすい本文・画像領域と、レイアウトや共通処理を支える領域を分け、背景色、余白、サイドメニューの関係をルール化しました。デザイン確認にも実際の更新担当者が参加し、制作時の見た目だけでなく、納品後の操作を想定して調整しています。
この方法は、一定のHTML知識を持つ担当者が同種ページを増やす場合に有効です。担当者や更新方法が未確定の場合は、自由編集ではなくCMS入力や追加支援を検討する必要があります。
後から異なる内容を組み合わせてもサイト全体の統一感を保てるよう、見出し階層、本文幅、画像比率、表、背景色、余白を部品単位で設計しました。完成画面だけでなく、文章が長い場合、画像がない場合、項目が増える場合も確認しています。
サイドメニューと本文の関係は、ページ追加時に迷いやすい箇所としてルール化しました。現在地、下層ページ、関連情報の役割を分け、単に既存ページをコピーしてリンクだけ変える運用を避けています。
更新担当者がデザインツールを見なくても判断できるよう、変更してよい箇所と固定する箇所を、テンプレートの構造と対応させました。
HTMLとPHPの役割を整理し、共通処理、サイドメニュー、ページ固有本文を分離しました。納品後のページ追加では、どのファイルをコピーし、どの値を変更し、どの共通部を保持するかが追える構造にしています。
編集可能な箇所をコメントや構造で区別し、個別ページの変更がヘッダーや共通ナビゲーションへ波及しにくい形にしました。納品物は表示できるファイルだけでなく、ページ追加の単位と注意点を含めて引き渡しています。
ここでは納品時の構造と引き渡し方をご紹介しています。現在の運用方法は掲載対象に含めていません。内製更新を前提にする場合は、担当者の技術レベル、利用環境、更新頻度を確認し、テンプレート方式が適切か判断する必要があります。
この案件で確認した判断を、複数の制作記録と照合し、ほかのWeb制作でも使える確認事項として整理しています。
お客さまがHTML・CSSを直接更新するWebサイトで、編集できる範囲、共通部品、CSSの影響範囲、変更履歴、Web制作会社へ相談する条件をどう決めるか整理します。
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