フォトグラファーが写真の撮影時に気を付けている3つのポイント(基礎編)

 

こんにちは!Webディレクター・フォトグラファーのミケロンです!
最近はようやく涼しくなり、ロケーション撮影が気持ち良い季節になってきました。
まだまだ平時とは言い難い今日この頃ですが、もう少ししたらカメラ片手に小さい秋を探しに行きたいです!

さて、今回のテーマは。。。
『フォトグラファーが写真の撮影時に気を付けている3つのポイント(基礎編)』!

フォトグラファーは、商用写真として写真のクオリティを高めるため、気を付けなければならないことがたくさんあります。今回は基礎編ということで写真の学校でも教わる、ちょっとしたことだけど大事な3つのポイントをご紹介します!
写真を撮る人なら今日から誰でもできることですので、ぜひ最後までお付き合いくださいね!

ー 目次 ー

  1. ポイント1:三分割法構図を押さえる
  2. ポイント2:フレーミングのタブーを避ける
  3. ポイント3:背景に気をつける

ポイント1:三分割法構図を押さえる

三分割法とは?

三分割法とは、視覚芸術において画面を垂直な線と水平な線で9等分し、各線が交わる部分に要素を置くことで構図を安定させる手法の一つです(図1)。

三分割法とは
図1 三分割法

写真には正解が無いので、三分割法構図は必ずしも正義なわけではありません。
とはいえ、三分割法構図で得られるメリットが大きいので、商用写真撮影時にはしっかり押さえます。

三分割法構図を押さえる理由

三分割法構図を押さえる理由はいくつかありますが、大きく3つご紹介します。

理由①:記録用の写真と差別化できる安定した構図

記録用の写真は、被写体を写真のど真ん中に置いて撮影します。日本の国旗に例え、日の丸構図と呼ばれます。
例えば、電球が切れて新しいものを買いに行く時、ワット数や口金をスマホで記録しますよね?情報を見やすいように、多くの方が日の丸構図を採用していると思います!

三分割法構図は、そのような記録用の写真と差別化する上で有効です。また、冒頭でも紹介したように構図を安定させる手法でもあるので安心して使用できます。

理由②:余白を活用できる

三分割法構図は、結果として被写体が中央からズレます。これにより、空いた余白を使用できるようになります。余白に何を写り込ませるか、可能性は無限大。メッセージや物語など、伝えたい情報をより表現できるようになります。

理由③:レンズの性能を最大限に活かせる

カメラに装着するレンズは、写真の中心部分側ほどシャープに写り、外側ほどシャープさが損なわれ歪んで写ります。この現象は基本的に避けられないことです。

これまで様々なメーカーのカメラやレンズを使用してきましたが、三分割法構図による被写体の位置であれば、ほとんどレンズの性能を損なうことなく撮影できます。

ポイント2:フレーミングのタブーを避ける

人物を撮影する際、フレーミングにはタブーと言われるものがあります。
それは、「関節で切る」フレーミングです(図2)。

関節で切るフレーミング例

図2 関節で切るフレーミング例

理由は諸説あるようですが、一つは「関節で切られた状態の写真を見ると不安や恐怖を覚える人が少なからずいるので避けるべき」というものです。

商用写真において関節で切るフレーミングは、まずしません。
指先、つま先は油断すると切れることもあるので寄りのカットを撮影する際には注意が必要です。

個人的には、関節ではありませんが、頭頂部や脛(すね)で切ることもしません。
よく開けっ放しの戸棚に頭をぶつけたり、階段を踏み外して脛を打ったりしているので、無意識に大事にしているのかもしれませんね。。。(^^;

ポイント3:背景に気をつける

特に人物写真の場合、しっかり人物の魅力やその人らしさを伝えたいですよね!
この時に気をつけないといけないのが背景です。

今回は被写体を魅力的に写す背景というよりも、避けたい背景の例を2つ挙げてみます(図3)。

背景に気をつける

図3 気をつける背景の例

避けたい背景①:頭に刺さっている

木や電柱、壁のつなぎ目などなど、頭に刺さりがちなものは世の中に溢れています。どんなに被写体の方が素敵な表情をしていても、気になって気になってそれどころじゃなくなってしまいます。

小学生の頃、動物園に遠足で行った時、同行したプロカメラマンに当時好きだった女の子と写真を撮ってもらったのだけど、僕の頭にちょっとキリンが生えててそれしか遠足の思い出がないほどです。。。(^^;

回避するには、撮影者が動いて画角を変えたり、被写体に動いてもらったりして写り込みの位置を調整します。

避けたい背景②:首切り

水平線など写真を横断する要素で被写体の首を切ってしまっている、「首切り」と呼ばれる背景です(図3)。
避ける理由は「フレーミングのタブー」を避ける理由と同様です。応用として、目に要素が突き刺さっているように見える背景も避けます。

回避するには、カメラを持つ高さを変えて横断する要素が被写体の首や目にかからないように調整します。

おわりに

『フォトグラファーが写真の撮影時に気を付けている3つのポイント(基礎編)』いかがでしたでしょうか?
反響があれば、また異なる切り口で投稿してみたいと思います!
これからの季節、ハロウィンやクリスマス、お正月と写真を撮る機会が増えていくと思います。ぜひご活用くださいね!

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