新社会人にもおすすめ!『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』を読んでみた

 

制作部のおーちゃんです。
今回のブログは、最近読んだ本をご紹介いたします!

みんな「人間関係」に悩んでいる現代

従来より飛躍的に多くの人とコミュニケーションを取るようになった現代社会。人にお願いしたり、断ったり、褒めたり、注意したりと機会はたくさんあります。気のおけない家族や友人ならともかく、会社や組織では苦手な人ともコミュニケーションが必須になりますよね?

転職サイトのdodaが登録会員を対象に調査した結果(※)、退職理由の1位はやはり「人間関係」でした。それだけ悩んでいる人が多い人間関係ですが、改善するには円滑なコミュニケーション術が必要……

今回ご紹介するのは、そうした問題を抱えた人におすすめの本です。

 

※d's JOURNAL:退職を決意した人は、本当の理由を言わない?【退職理由・交渉のホンネ調査2019】
https://www.dodadsj.com/content/191219_retirement-negotiations19/

「余計なひと言」を「好かれるセリフ」に変える

ついつい言ってしまう「余計なひと言」。悪意がなくても人を傷つけてしまうかもしれないフレーズを「好かれるセリフ」に変えるメソッドを紹介した本書は、2020年に発売されてから多くの人に支持されたベストセラーです。テレビなどの各メディアでも頻繁に取り上げられ、続編も発売されています。

著者は、企業内カウンセラーとして活躍する大野 萌子(おおの もえこ)さん。長年の経験から得た「人間関係改善スキル」を各企業で研修・講演されています。

大野さんのそうしたノウハウから生まれた本書には、「好かれるセリフ」が141も掲載。今回はその中からすぐに使えるフレーズを3つご紹介します。

「何でも言いたいこと言っていいよ」は何も言えないひと言

よけいなひと言「何でも言いたいこと言っていいよ」
→ 好かれるセリフ「困っていることはありますか?」

良好な関係の人とは、言いたいことが言える状態です。逆に利害関係や上下関係があり、交流の深まっていない関係で「何でも言って」は範囲が広すぎて戸惑わせてしまうかも。

そうした相手とは聞きたいことを具体的に伝えるのがよい方法。「○○の件について意見をください」など焦点を絞って、自分から「こうして欲しい」と伝えるのがポイントだそうです。

「そんなことで悩むなんて」は追い打ちをかけるひと言

よけいなひと言「そんなことで悩むなんて」
→ 好かれるセリフ「どういうことで悩んでいるの?」

“人の悩みの度合いは他人にはわかりません。〜それを「そんなこと」と些末なこと扱いするのは自分勝手で、相手にとっては余計なお世話。” と大野さんの文章があるように、それぞれの抱えている問題を自分に置き換えるのは危険な行為ですよね。

似た事例として「○○よりマシじゃない」というよけいなひと言も紹介されています。業務内でも一人ひとりのスキルや環境や人間関係などによって、個々人はさまざまに異なる悩みを抱えているので、自己解釈で軽んじないように気をつけたいところです。

「連絡がなかったから心配していた」は連絡がしたくなくなるひと言

よけいなひと言「連絡がなかったから心配していた」
→ 好かれるセリフ「久しぶりに連絡をもらえてうれしい」

友人などに悪意なくこのような言葉をかけてしまう場合も多いかと思いますが、久しぶりに連絡したのに責められているようで気分が悪くなってしまう可能性もあります。

“「連絡をもらえてうれしい、ありがとう、元気そうでよかった」と言われたら、悪い気はしませんし、むしろ「連絡してよかった」と気持ちよく話せるものです”  と本文にはあります。

 

ここまでの事例を振り返ると、好かれるセリフとは、自分が「どうするか」「どう思ったか」というより、相手に「どう思われたいのか」「どういう関係になりたいのか」というところにフォーカスしたコミュニケーション術だと感じました。

もう少しまとめると、自分の言いたいことを言う反応的な自己完結型コミュニケーションから、相手の立場から考える共益型コミュニケーションが「好かれるセリフ」だと言えるでしょう。

定期的に振り返ってチェックしよう

実際に読み終えると、明日から実践できそうな事例がたくさんありました!

ただ、「こんな時、自分はどう返事しているんだったっけ?」と明確に思い出せないシーンもありました。定期的に読み返して、自分が人をイラッとさせてないか、またイラッとさせられるような返事を自ら招いてないかチェックする必要がありそうです。

国際情勢や疫病など、ストレスを感じることが多い昨今。ストレスを溜めないよう、相手にも自分にも利益になるコミュニケーションを行いたいものですね。

この春に就職する新社会人にもおすすめの一冊です。皆さんもぜひ手にとってみてください!

 

出典:
大野萌子『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』
株式会社サンマーク出版

WEBサイト制作のお問い合わせ、お見積り依頼、ご質問は
こちらのお問い合わせフォームよりお願いいたします

メールお問い合わせはこちら

フライング・ハイ・ワークスの紹介

フライング・ハイ・ワークスは、東京都渋谷区にある2000年3月創業のシステム開発にも対応できるデザインも強いWeb制作・ホームページ制作会社です。東京都及びその近郊(首都圏)を中心として、SEO対策を意識したPC及びスマホのサイトをワンソース(レスポンシブ対応)で制作します。

実績

デザイナーチームは、グラフィックデザインやイラストの制作も得意としており、著作権を意識しない素材の提供が可能です。システム・コーディングチームでは、Laravelなどを使用したスクラッチからのオリジナルシステムの構築を始め、WordPressのカスタマイズを得意としております。

また、SEOやランディングページ(LP)、広告向けバナーなどを他社様でやっていた作業の引継ぎでも問題ありません。制作実績は多数ございますので、お客様に合わせたご提案が可能です。

500点以上のフライング・ハイ・ワークスの制作実績ページをご覧ください!

採用

FHWでWebディレクター、Webデザイナー、Webプログラマーやシステム開発者として働いてみたいと思っていただける方は、下記にて定期的に募集をしておりますので、ぜひ、ご応募ください。

WEBサイト制作のお問い合わせ、お見積り依頼、ご質問は
こちらのお問い合わせフォームよりお願いいたします

メールお問い合わせはこちら