「事業所防災リーダー」になってみた

はじめに
「事業所防災リーダー」――。
なんだかものすごく大層で、責任重大そうな名前がついていてびっくりしますよね。でも安心してください。ざっくり言うと「社内の防災の旗振り役」のようなものです。
この「事業所防災リーダー」とは、東京都が企業や店舗に向けて、日頃の備えに役立つ防災知識や、いざという時の災害情報をダイレクトに届けてくれる便利なサービス(およびその担当者)のこと。
今回は、一社員である筆者がこのリーダーに登録してみたお話と、オフィスでのリアルな防災について考えてみます。
防災を「従業員」として考えてみる
登録のキッカケになったのは、つい先月のこと。2026年6月3日、平日ど真ん中の水曜日に日本を襲った「台風6号」でした。
前日の夜から「明日の朝は台風直撃っぽいぞ……」と予報が出ていたものの、会社全体の一斉指示というよりは、それぞれの状況に合わせて個人の判断で在宅勤務(リモートワーク)に切り替える、という対応に留まりました。
この台風6号の経験を経て、弊社では「入社当初から全社員がいつでもスムーズにリモートワークに移行できる環境づくり」が一気に進むことに。怪我の功名ならぬ、台風の功名ですね。
でも、会社の制度や管理者が動くのを待つだけでなく、「一社員として、自分にできる防災って他にもあるんじゃないか……?」
そんな思いが頭をよぎったのです。
ちなみに、この記事を執筆している今日(2026年7月10日)も、東京都には朝から「熱中症警戒アラート」が発表されています。台風や地震だけでなく、この過酷な暑さもまた、現代の「災害」ですよね。

日常に潜むリスクに素早く気づくためにも、正しい情報源を持っておくことは想像以上に大切です。
登録してみる
というわけで、さっそく「事業所防災リーダー」に登録してみました! 手続き自体は驚くほどシンプルで、まずはメールアドレスを入力して仮登録を進めます。

その後の本登録に必要な情報は以下の通り。
- 事業所の住所
- 属性設定(地域、会社の所在地区など)
- 登録者の氏名・電話番号
会社の基本情報と、担当者(自分)の連絡先を入力するだけなので、5分もあればサクッと完了しちゃいます。
オフィス専用ページのご紹介
登録が完了すると、専用のマイページにログインできるようになります。

弊社の場合、所在地である「渋谷区」の情報がトップにどんと表示される仕様に。 何が良いって、「自分たちのオフィスに関係のある緊急情報や災害情報」が、迷子にならず一発で取れること! これはかなりカンタンで良きです……!
さらに、ページ内からはこんな便利機能にもアクセスできます。

- 「東京都防災マップ」での避難所検索(オフィスの近くにどこがあるかすぐ分かる!)
- 防災リンク集(電車やバスの運行情報、主要インフラの状況が網羅されている)
バラバラに検索しがちな交通情報や避難所情報がギュッとまとまっているのは、大きなメリットだと感じました。これなら、台風上陸時などの緊迫した状況でも、社内チャット(SlackやTeamsなど)へ素早くURLを展開しやすそうです。
今後の取り組み
せっかく事業所防災リーダーになったので、登録して終わりにせず、少しずつ会社のみんなを巻き込んでいきたいと考えています。
東京都が発行している「東京事業所防災実践マニュアル」をパラパラと読みながら、まずはこんな一歩を検討してみたり……。
- 「帰宅困難者対策」の社内周知
- 大地震が起きた際、「むやみに移動せずオフィスに留まる」のが基本です。まずはオフィスの備蓄(水や非常食)がどこにあるのか、全社員がパッと分かるように社内wikiにまとめてみるのもいいかもしれません。
- 交通機関ストップ時の「連絡ルール」決め
- 先日の台風のように、交通網が乱れそうな時の「在宅切り替え判断」や、緊急時の安否確認の方法について、総務メンバーと連携してみるのも良いでしょう。
- 周辺の避難所・帰宅ルートのプチ見学会
- ランチがてら、メンバーと一緒に「もし今災害が起きたら、どこの避難所に進むべきか」を実際に歩いて確認する“ゆるい防災散歩”を取り入れてみるのも面白いかもしれません。
防災と聞くと「身構えてしまう」「面倒くさそう」と思われがちですが、Webサイトと同じで「情報の動線が整理されていること」こそが、いざという時の命綱になります。
オフィスの一担当者として、まずは日々の情報共有から、会社の安全にちょっとだけ貢献していこうと思います!