「ホームページ制作 東京」上位表示でホームページ制作会社はどうなるか?
2000年の創業から常に検索サイトと闘いながら経営をしてきたフライング・ハイ・ワークスとして「ホームページ制作 東京」というキーワードについて検証をしてみます。
- なぜ「ホームページ制作 東京」なのか?
- 「ホームページ制作」というキーワード
- 「ホームページ制作 東京」で1ページ目に入った場合の効果
- 上位表示による効果の分析
- 「ホームページ制作 東京」に季節性はあるのか?
- 問い合わせが増えることによる課題
- Googleのコアアップデートに備える
なぜ「ホームページ制作 東京」なのか?
東京にあるホームページ制作会社として憧れるキーワード「ホームページ制作 東京」。このキーワードにエントリーされるホームページ制作会社は東京都にあるか、またはその近郊で東京都をホームページ内で名乗っている数千社から数万社ともいわれるすべてのホームページ制作会社です。
そして、おそらくホームページ制作会社を探している企業も、日本全国のホームページ制作会社から探すことはせず、ご当地、ここでは、東京又はその近郊のホームページ制作会社であることを望む場合が多いはずで、企業数の多いエリアである東京というキーワードは当然上位のキーワードとなってきます。
下記が「ホームページ制作」を軸とした検索ボリュームのランキングです。

「ホームページ制作」単体でのキーワードは当然強いキーワードですが、上記の理由から、このキーワードで上位を目指すことはあまり意味がなく、また、経験からも、このキーワードで上位を得たとしても、目的のお客様が流入することはほぼ皆無です。
上位10個程度のキーワードをみるとやはり大都市圏の名前がならび、10個中5個がエリアを示すキーワードを含むものとなっています。
中でも「ホームページ制作 東京」は検索ボリュームが月平均で約3.4Kと大きな数字になっており、おそらくこの数字が意味するところは、月に3,400回は平均的に検索されているキーワードであることを示しています。
「ホームページ制作」というキーワード
この「ホームページ制作」というキーワードは、実は様々な表現が可能です。「ホームページ」では、「Web」「ウェブ」だけでなく、「ウェッブ」や「HP」というキーワードを使用する人もいます。また、「制作」では、「製作」「作成」などの表現ができ、これらの組み合わせのキーワードを考えると、10組以上を想定することが可能です。
2010年ごろより、Webというキーワードが業界ではよくつかわれるようになってきましたが、弊社はかたくなに「ホームページ」というキーワードにこだわってきました。
理由の一つとして、「ホームページ」というキーワードは、本来の意味は、Webサイトのトップページという意味で、一部を表す表現でしかなく、ちゃんと表現するならば「Webサイト」の方が正しいはずです。
したがって、少し「わかってるぜ」的な空気をだすためにも、業界人として「ホームページ」よりも「Webサイト」というキーワードにこだわっている人が多いと感じていました。
一方で企業のホームページの制作の決裁者などは、そういった知識を会議などで共有することはあまりないでしょうし、また、かな入力であれば、「ホームページ制作」と「Web制作」であれば、前者の方が入力しやすかったり、一般の人たちには「ホームページ」というキーワードの方が馴染んでいると考え、「ホームページ」というキーワードにこだわってきた経緯があります。


上記を見ると僅差ではありますが、やはり検索ボリュームは「ホームページ制作」が17Kに対し、10%~30%程度下回っており、どのキーワードで自社のホームページを構成していくかを考えたときに「ホームページ制作」がメインキーワードになるのは必然です。
また、「製作」や「作成」は、「制作」と同義で処理されているっぽく、また、一般的に「ホームページ作成会社」より「ホームページ制作会社」という表現の方が馴染みがあるため、クリエイティブ感のある「制作」を選択してきました。
「ホームページ制作 東京」で1ページ目に入った場合の効果
このキーワードで10位に入ると、大きな変化があります。実際にこの数年間で何回も体感していますが、入った翌月くらいからの問い合わせ数は、おもわず笑みがこぼれてしまうほどの問い合わせが入ってきます。
ホームページの制作の打診が、10位~20位程度ですと、月に3,4件程度ですが1ページ目の下位にでも入れば、月にその3,4倍程度、さらに上位に入れば、6,7倍に膨れ上がります。
※弊社の体感値であり、必ずしも同結果が得られるとは限りません。
想像でしかありませんが、ホームページ制作の打診をする企業も、むやみやたら打診するわけではなく、まずは5,6社程度に声をかけるはずです。そうなると1ページ目だけで、5社程度の企業はリストアップできますし、また、SEOにも強い企業であるという想像が働くことからも、1ページ目の企業のリストアップで十分なのではないかと考えます。
このキーワードでの1位の経験はないので詳細は語れませんが、そこそこのキーワードでの10位以内に入れるようになることは、小さい会社であれば、規模を2,3倍程度にはできるのではないかと思います。
上位表示による効果の分析
もう少し、上位表示について考えてみます。
検索ボリュームを見ると「ホームページ制作 東京」は3.4Kとあります。この数字は、ホームページ制作の打診をしたい企業が、3,400社いると考えらえられるのでしょうか?
おそらく下記の理由からこの数字は、検索回数と考えるのが妥当なのでしょう。
ホームページ制作を検討している企業では、おそらく、問い合わせに至るまでには、まずはホームページ制作会社をピックアップし、次の会議でピックアップ理由などを報告するために、何度か検索をかけます。
そして、会議で報告の後、改めて打診すべきかどうかの検証を重ねるために、再度検索をかけ、問い合わせに至ると考えると、実際はその1/5以下かもしれません。
つまり、実際に問い合わせするのは、検索により発見されてから、1週間~1か月程度、問い合わせまでに遅れがあるのではないかと考えています。
また、1ページ目に入った場合に得られる、実質的な依頼確率は、経験などを含めると、検索ボリュームの0.5%~1%程度ではないかと考えます。
「ホームページ制作 東京」に季節性はあるのか?
このキーワードに季節性はあるのか?についてみていきます。

上記は日付がみにくいですが、過去2年プラス予測値です。過去2年間で山が3つほどあり、二つ目は2024年の春、三つ目は2024年の年末ごろになっています。直近低いところは、2,700程度、二つ目の山の部分では、5,200程度と1.9倍程度の差があります。
ただ、検索されている数としての上下の動きはありますが、Googleのコアアップデートなどとも重なっていることと、オレンジ色の予測値が横ばいであることを見ると、あまり季節性はないのかもしれません。
あるアイミツサイトの内部の人からも、見積もりの依頼数の季節性はあまりないとのコメントをもらったこともありますので、ホームページの新規作成やリニューアルを検討している企業は、常に一定数いるのかもしれません。
ただ、ホームページ制作会社にとって売り上げの上下という意味では、納品タイミングが重要になってきますので、この検索数の上下とは、連動せず、やはりキリの良い年末や一般的な決算月である3月を目指した納品が重なることが多く、秋から春にかけて、ホームページ制作会社としては、繁忙期とならざるを得ない時期となります。
問い合わせが増えることによる課題
問い合わせの数は、確実に増えます。うれしい悲鳴です、と言いたいところですが。。。
問い合わせが急増すると、成長痛が伴います。特にホームページ制作会社の場合には、購入でなく、打診であり、そこから受注に至るまでの過程が存在し、さらに納品によってはじめて収益が発生するというところに苦労するポイントが存在します。
そして、問い合わせの内容は玉石混交で、一つ一つの問い合わせすべてに精緻な調査を行うことは、少ない人数では不可能です。かといって、見積だけ出せば受注できるか?といえば、5,6社がピックアップされている可能性を考えれば、それもまた狭き門です。
さらに、サイズの大きい案件に手を出すには、技術的に対応できるかどうか、また、プロジェクト全体として適切な金額の設定になっているかなど、受注した後も、いくつかのハードルが存在します。
これらを乗り越えていくことで、ワンサイズ大きな企業と成長していけるのですが、それを一緒に伴走してくれる社員が育っていなければ、案件のとりこぼしや制作中のトラブルなどが起き、それが、会社全体の不満の温床となり、大量の離職者を出すという状態にもなりかねません。
しかし、体制が整うまで、問い合わせを減らすなんてことはできません。問い合わせ数が少ないころから、案件を受注する体制と技術力をしっかり構築し、来るべき問い合わせに対応できる体制を整える努力は、日ごろから行っていく必要あります。
Googleのコアアップデートに備える
ここ1,2年、「ホームページ制作 東京」に登場するホームページ制作会社を見ていると20位以内は、常連が多いと感じます。5,6位以内は、かなりハードルが高いですが、10位前後は、数社が常に入れ替わっているような状態で、その候補のホームページ制作会社は、たいてい20位以内に存在しています。
Googleのコアアップデートが起こると、8位から20位までのランクがごちゃごちゃと入れ替わることがあります。また、急激にランク外から企業が入ってくることも、稀にあります。
日々のチューンナップで急激に上位に入ることは難しいですが、このコアアップデートは上位表示のチャンスである可能性もありますので、日ごろから自社のホームページの細かな調整やコンテンツの構築を粛々と行っていくことは大事だと思います。
まとめ
「ホームページ制作 東京」などの検索ボリュームが多く、効果の高いキーワードでの上位表示は、ホームページ制作会社としては、成し遂げたい目標の一つです。しかし、上位表示されたら、即、売り上げが上がるかといえば、そこには多くのハードルが存在します。
私たちフライング・ハイ・ワークスは、そんな経験を多く重ね、そして一つずつ乗り越えてきました。
いつか来る「ホームページ制作 東京」による上位表示を期待し、粛々と努力を続けていきたいと思います。
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