phpMyAdminにログインできない

 

あまりないケースかもしれないですが、Webサイトの公開準備をしていて、DNSサーバーの切り替えにより本番公開を行う際に起きた問題です。

DNSで切り替える前のサーバーでは、全てが一通り動いていたので、問題がないということで本番公開にいたったのですが、切り替えた直後から、phpMyAdminにログインできなくなってしまいました。

現象としては、ログインボタンをクリックしても、ログイン画面へ「/?route=/」がURLに追加されてリダイレクトされるというものでした。

環境

  • CentOS 7
  • phpMyAdmin5.20

エラーの確認

まずは、エラーを探すのに2日ほどかかってしまいました。なぜか、phpMyAdmin5シリーズはエラーが見られないというようなログも多々見られましたが、見つけると簡単なことで、ソースコードをみたら、表示されていました。

<div class="hide" id="js-https-mismatch">
<div class="alert alert-danger" role="alert">
  <img src="themes/dot.gif" title="" alt="" class="icon ic_s_error"> サーバとクライアントの間にHTTPSの不一致があります。 これにより、機能しないphpMyAdminまたはセキュリティリスクが発生する可能性があります。 HTTPSを正しく設定するようにサーバ設定を修正してください。
</div>
</div>
.hide {
    display: none;
}

なぜか、hideクラスが設定されており、「display:none;」になっていたため、見ることができませんでしたが、ソースには表示されていました。。。

エラーの内容は、「サーバとクライアントの間にHTTPSの不一致があります。 これにより、機能しないphpMyAdminまたはセキュリティリスクが発生する可能性があります。 HTTPSを正しく設定するようにサーバ設定を修正してください。」というものです。

色々調べてみましたが、抽象的なものばかりが出てきましたが、実は、このエラーが起きたタイミングから一つの仮説がありました。

SSLがあたってからの不具合

DNS切替前は、設定のみしてあり、SSLは実際にあたっておらず、エラーログが吐き出されていただけで、表示には問題はとくになかったので、プロジェクト全体としては問題にしてませんでした。

ただ、個人的には、非常に不安で設定をお願いしていたのですが、公開前の環境にドメイン設定をし、SSLを新たに取得するのは費用的どうなのか?という話もでており、結局設定されることはありませんでした。

これがDNS切替前のサーバーで設定されていれば、どうなっていたか。原因追及に時間がかかってしまったので、どちらが幸せかはわかりませんが。。。

フォームでPOSTのデータが飛んでいない

phpMyAdminのindex.phpにvar_dumpをしかけ、各所でみていたところ、単に$_POSTに何も入ってこないことが分かりました。

PHP上は、それ以前に特に処理がないので、疑わしきはJqueryかと探りましたが、少しいじっているようでしたが、特にあやしいところは見えませんでした。

そんな中下記のようなSSLの状況を確認できるサイトがあることを知りました。

Why No Padlock?

このサイトは、SSLで問題が無いかを調査してくれるサイトのようです。

Secure Addressに対象のURLを入力し、TestPageボタンをクリックすれば、評価をしてくれます。

ちょっと時間がかかりましたが、下記のような結果がでました。

TLS 1.3が「No」とあります。

TLSは理解としては、SSLでよいとのことですが、なにやら気になる結果です。

今回はここまでですが、とにかくこの原因にたどり着くまで、かなりの時間を要し、また、こういったサイトがなかったので、まずは、調査結果を公表しておこうと思ったまでです。

アップデートする方法などは各所に公開されていますので、そちらを参考にしていただければと思います。

まとめ

今回は原因の調査で終わっています。

今回の問題は、phpMyAdminだけが敏感に反応しただけなのか、それともユーザーにも不便をかけている状態なのか?そこはわかりません。。。

また、バージョンアップについては、今調べていますが、opensslの1.1.1シリーズを入れれば、TLS1.3が入りそうです。しかし、TLSは、LTS(ややこしいですが…)ではありますが、2023/9/11までのサポートのようです。

そして、2021/9/7には、opensslの3.0が出ており、こちらもLTSとのことですが、こちらを入れれば、おそらく2026/9/7までのサポートとなるのでしょう。

opensslの1.1.1は、記事も多いですが、インストールの手数も多そうです。一方、opensslの3.0の方は、まだ記事も少ないですが、インストールは比較的行いやすそうです。

現在悩んでいますが、数日中には、対応する必要がありますので、結論をださなければというところです。

文責:フライング・ハイ・ワークス代表 松田 治人(まつだ はるひと)
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