AWS DBサーバーの構築概要(RDS)

 

前回のAWS Webサーバーの構築(EC2)では、EC2サービスでWebサーバーを構築しました。今回はRDSサービスを利用してDBサーバーを構築していきます。

現在までの構築イメージは下記のようになっています。

今回は、プライベートサブネット(web_drop-private-subnet-1a)にMySQLサーバーを構築します

RDSはフルマネージドなリレーショナルデータベースといわれます。フルマネージドということで、運用まわりも全てAWSが自動で行ってくれます。RDSを使わずに、EC2インスタンスを設置して、そこにMySQLのプログラムをインストールすることもできますが、RDSを使用した方が、構築や運用がはるかに楽になります。

RDS EC2でDBサーバー オンプレミス
物理サーバー設置 ×
OSインストール ×
アップデート × ×
バックアップ × ×
スケーリング × ×
アプリ最適化 × × ×

フルマネージドなリレーショナルデータベースのサービス

RDSを使用することで、サーバーの構築や運用の手間が減ります。
特徴としては下記があげられます。

  • 高い可用性
    • マルチAZを簡単に構築
      • 複数のアベイラビリティゾーンにまたがって複数のRDSを作成し、マスター/スレイブ(レプリケーション)を作成できる
  • パフォーマンスの向上
    • リードレプリカを簡単に構築
      • マスターは読み書き用、スレイブを読み取り専用として使用できる
  • 運用負荷の軽減
    • 自動的なバックアップ
    • 1日1回バックアップを自動取得(スナップショット)
    • スナップショットを元にDBインスタンスを作成(リストア)
  • 自動的なソフトウェアメンテナンス
    • メンテナンスウインドウで指定した曜日・時間帯にアップデートを自動実施
  • 監視
    • 各種メトリクスを60秒間隔で取得・確認可能

構築イメージ

まずは、セキュリティグループを使用して、RDSへのファイアウォールを設定し、アクセス権限をコントロールします。今回は、プライベートサブネットの設定なので、EC2インスタンスからMySQLのみで接続できるようにします。

RDSでは、チェックボックスにチェックを入れるだけで、いつでもマルチAZ(レプリケーション、マスター/スレーブ)の設定ができるので、あらかじめサブネットを一つ増やしておきます。さらに、新たに作成するサブネットは、別のアベイラビリティゾーンに作成することで、物理的な場所も分けることができ、安全性も高まります。

まとめ

今回は、DBサーバーを構築するイメージについて解説しました。

次回は実際にDBサーバーを構築していきます。

次回:AWS DBサーバーの構築(RDS)前半

一覧:AWS サーバー立ち上げ設定まとめ

文責:フライング・ハイ・ワークス代表 松田 治人(まつだ はるひと)
会社では、Laravelを中心としたエンジニアとして働いており、これまでに50本以上のLaravelによるWebアプリケーションの構築やホームページ制作をしています。
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