【2016年版】Webブラウザのシェアを調べてみた

 
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PCの電源を入れたら「e」のマークの青いアイコンをクリックし、インターネットで気になるサイトをチェック!
当たり前のようなこのルーティンですが、実はかなりのガラパゴス状態であることが最近分かりました。
え、どゆこと?? と興味深々の方もそうでない方もぜひ続きを。トリビアです(古い)。
※PCブラウザのお話しです。スマホはまた別の機会に。

かつてはソレが当たり前だった

前述の、パソコンの電源付けて、「e」マークをクリックでインターネット。
かつてはこのルーティンは当たり前でした。
そしてさらにその前はそうでもなかった。

筆者が初めてインターネットに触れたのは1995年の春のこと。
まだWindows95もリリースされておらず、コマンド入力で表計算やワープロソフトを起動させる時代です。
Yahoo!も本国USAだし、メールアドレスのタイトルに日本語を使おうものなら、サーバー管理者の教授に怒られたものです。

その後時は流れ(端折りすぎですかね?)、Windows95→98とマイクロソフトのOSリリース時には、まるでドラクエ並みの行列。もちろんマイクロソフト製Webブラウザであるインターネット・エクスプローラ(Internet Explorer。以降IE)のシェアも上昇。
Netscape Navigatorが9割の利用率であった頃からわずか8年で、Webブラウザの利用率95%という超々寡占状態が生まれたのです。

ターニングポイントは2008年

その後OperaやMozilla Firefox(以降Firefox)など、新たに無料のWebブラウザが登場するも、IEの牙城を崩すまでには至りませんでした。
しかしそんなIE帝国に2008年黒船(?)が襲来します。GoogleChrome(以降Chrome)の登場です。
登場当初から、(他のブラウザに比べて)「軽い!(ページ表示が早い)」と言われてきたChrome。Webブラウザのシェア占有もゆっくりと、確実に伸長していき、3年後の2011年末には、IEを超えて最も利用率の高いWebブラウザになりました。

この過程を時系列で追うと、まず2002年~2003年ごろにIEの占有率が極端に高くなり、以降その割合は減少傾向となります。
その先鞭となったのがFirefoxで、2006年にIEの占有率は80%前後まで低下します。これはIEに比べ機能面で勝ったことに加え、IEが採用するActiveXの悪用など、セキュリティホールを狙ったウィルスやスパイウェアが問題となったこともIE離れを加速させました。
というのもFirefoxやChromeはActiveXを採用していないため、ActiveXが原因のセキュリティ問題が発生しなかったからです。

上記のようなIE離れは、まず欧州で顕著となります。
これは米製のマイクロソフトの市場支配を警戒する動きが他の地域よりも強かったからのようで、同様の傾向は他の地域へと拡大していきます。
また、WindowsOSとIEのバージョンの組み合わせによっては公式サポートの提供が受けられないなどの不便があるのに対し、FirefoxやChromeはバージョンアップが定期的に行われるなど、徐々にIEへの風向きが悪くなっていきます。
そして2011年、ついにIEはブラウザシェアトップの地位から転落することになったのです。
そして・・・。

最新のシェア状況(at ワールド)

Browsers_map
出典:Wikipedia

Google Chrome
Internet Explorer
Mozilla Firefox
Opera

上記が最新の世界各国のWebブラウザのシェアを示した図です。
欧州はドイツのみFirefoxの勢力が強く、そのほかはすべてChrome一色!
よほどマイクロソフトに抵抗があったのでしょうか? それが今度はGoogle帝国になってしまっている気もしますが。

南北アメリカ大陸も同様にChrome一色。そしてアフリカではOperaが頑張ってます。
そしてかつて寡占状態だったIEはわずかに日本、韓国でのみシェアトップという状況。10年前にはこの世界基準はまったく想像できませんでした。

なぜ日本と韓国だけIEのシェアが高いのか。
韓国ではActiveXの存在がIEのシェアに関係があるようです。以下は引用ですが、韓国には独自に開発したSEEDという暗号化技術が存在し、これをサポートするライブラリやWebブラウザが存在しないため、ActiveXを利用する以外に手段が無く、さらに1999年にネットショッピングやネットバンクなどのサービスでは、前述の暗号化技術を使って通信内容を暗号化するよう法律で定められているのだとか(米ワシントンポストより)。

一方、日本では量販店などでメーカー製PCを購入するときに、MicrosoftのWindowsがインストールされているケースが一般的で、開封後すぐに利用できるIEを利用するケースが多いようですね。
極端な例かもしれませんが、インターネット=IEと思っている人も私の周りには多いです。「コレ(IEのアイコン)をクリックすればインターネットできるんでしょ(ドヤッ」という感じですね。
あ、あと、この後詳しく書きますが、日本国内でも徐々にIEのシェアは下がっているのですが、これはIE以外のブラウザで動作保証していないWebサイトが減ってきたから、というのもあるかもしれませんね。

最新のシェア状況(国内)

最後に国内のWebブラウザについて。

表1「国内のWebブラウザシェアランキング(カッコ内は世界のシェア)」

ブラウザ

シェア

IE

41.62%(12.19%)

Chrome

34.52%(44.12%)

Firefox

15.02%(11.15%)

Safari

6.19%(13.48%)

Opera

1.24%(4.37%)

国内も2008年以降、IEのシェアはずっと右肩下がりで50%を切る状態です。逆にChromeのシェアは増加し続けていますが、2015年の段階ではかろうじてIEがシェアトップに位置しているものの、2016年中には逆転するかもしれませんね。

今年の年末には逆転した、なんて記事がアップされるかもしれません。

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