専門用語を(なるべく)使わずに基礎から理解!今さら聞けないSEO入門                     

 

Webサイトに少しでも関わりのある方であれば、一度は耳にしたことがあるであろう「SEO」について。

 

何かしらの対策が必要だということは理解しているものの、何やら小難しい用語での説明が多かったり、解説されているサイトによって言っていることが異なっていたりすることから、直感的に毛嫌いしてしまっている人も少なくないのではないでしょうか。

 

ここではそんな悩める担当者の方々に向けて、「SEO」に関して可能な限り難しい言葉は使わずに、かつ頭の片隅に留めておきたい重要なポイントをまとめました。ぜひ今後のSEO対策の一助になれば幸いです。

 

SEO、検索エンジンって何?

 

そもそも「SEO」とは情報を探している人が「検索」を行うことで、その情報に適切にたどり着けるようにするための技術のことを指します。インターネット上には無数の情報がバラバラに存在していますが、それらを集め、人が知りたいと思ったときに取り出しやすいように情報を整理、提供をしてくれるのが、「検索エンジン」の役割です。

 

検索は「質問」。検索を通じて知りたいことをコンテンツ化する

 

ユーザーが知りたいと思って「検索(質問)」したことに対して、最も適切な回答となっていると判断されたページが上位に表示されます。つまり、自分が言いたいことではなくて、検索を通じて多くの人が知りたいことを掲載するという考え方がSEO上では大切になります。

 

特に、他のサイトにない専門性の高い情報が掲載されたWebサイトは検索エンジンからの評価が高くなる傾向があります。そのためSEOを考える上では「広く浅く」ではなく「狭く深く」コンテンツを扱うことが重要です。

 

検索エンジンは専門性の高いサイトを高く評価

 

各ページだけでなく、サイト全体としての専門性もその評価に影響があると言われています。つまり、ジャンルに関係なくどんなことでも扱っている雑多なサイトよりも、一つのジャンルに特化された専門サイトをより高く評価する傾向にあると言われています。

 

Googleでは200以上の項目によってページが評価される

 

検索エンジンの中でも最も有名なGoogleには、検索順位を決める要因として、200項目以上もの評価項目が存在すると言われています。そしてその項目の基準に沿って、検索結果の順位が決められます。また、その評価項目は年間でも何百回もの変更が加えられるため、例えGoogleのエンジニアであってもその全てを把握している人はいないのだそうです。

 

そのため、以前では一定の効果が見られた「一つのページ内に上位表示させたいキーワードを不自然なまでに多く含める」といった本来の趣旨からは逸れるような対策を施しているサイトは、現在ではペナルティを受ける可能性があります。

 

検索ボリュームを知ることで世間のニーズをつかむ

 

検索するユーザーにとって有益な情報を提供するためには、「どんなワード」が「どのくらい」の回数検索されているのかを知る必要があります。それもWebサイトの担当者であれば、感覚に頼るのではなく、「数値」で知ることが大切です。その数値は「検索ボリューム」と呼ばれ、Googleから提供されている『Keyword Planner』というツールを使うことで、そのワードが検索されたおおよその回数を知ることができます。

 

その「数値」を知るということはすなわち、市場の中でそのワードがどのくらいニーズがあるのか把握するということを意味します。つまり、その「数値」が高いワードであれば、世間の人たちみんなが知りたい情報ということも言えますし、その数値が低いのであれば、一般的にはあまり知りたいというニーズが少ないのだということが言えます。

 

もちろん、この数値はあくまでも過去に検索された回数が表示されるため、最先端の分野や、誰も知らない新しい概念であればこの数値が低くなるのは言うまでもありません。

 

他のサイトから積極的に紹介されるコンテンツを目指す

 

SEOを考える上で、今も昔から変わらず重要な考え方があります。それは他のサイトからより多く紹介されるサイトを高く評価するということです。より多くの人から紹介されるサイトであれば、そのサイトは価値があると判断され、検索エンジンからも高い評価を受けますし、その評価する人が権威のある人であればなおさらその評価の価値も高くなるというものです。この紹介されることを「リンクを受ける」「被リンク」などといいます。

 

SEOの必勝パターン=「キーワードを考える」×「価値あるコンテンツを作る」×「たくさんのリンクを集める」

 

これまでの内容をまとめると、適切なSEO対策として重要なのは、特に以下となります。

 

  • 検索する人の立場に立ってキーワードを考える
  • ユーザーの質問に対する回答となり得るコンテンツを作る
  • 他者からの紹介(リンク)を多く集める

 

まとめ

 

「SEO対策」と聞くと日々変化する検索順位に一期一会してしたり、本来の趣旨とはかけ離れた細部のテクニック論に行き着いたりしがちです。しかし、本来考えるべきは、作成したWebサイトや各コンテンツが読者の質問に対する回答として相応しいかどうか、また抱えている悩みをいかに解決するかどうかという点に集約されます。

 

もともとSEOに関して詳しい方でも、そうでない方であっても、一度こういったSEOの原点に立ち返って今後の方針を検討してみてはいかがでしょうか。

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