CPIサーバー利用メモ

 

みなさんはサーバーどんなものを利用されていますか?
いろんなサーバー会社があって迷ってしまいます。

使うサーバーによって諸処の設定が違ったりするので、
「あれ!PHPが使えない!」「.htaccessが上手く設定できない・・・」
と公開時に慌てないように事前に使用サーバーの特性を知っておけるといいですよね。

フライング・ハイ・ワークスでは、テスト環境にKDDIが提供している「CPI」というレンタルサーバーを利用しています。
サブドメイン取り放題、容量無制限、各設定など、ここでは「CPI」サーバーの利用方法、注意点などを説明していきたいと思います。

1 phpを利用する

以前は、.htaccessとphp.iniを設置する必要がありました。
2014/10/9以降改善され何もしなくても利用できるようになっています。

2015/05/19現在の初期設定
バージョン 5.5.16
mbstring.encoding_translation On
mbstring.internal_encoding utf-8
Default timezone Asia/Tokyo

2 BASIC認証を設定する

BASIC認証のパスワードはMD5で暗号化されている必要があります。
他の強度が低いパスワードだと認証が通りません。

ユーザー名:user
パスワード:password
の場合

#MD5 認証が通る
user:$apr1$TUK.E.mU$luDJOd4DLBhGBOK8ndE220
#SHA 認証が通らない
user:{SHA}W6ph5Mm5Pz8GgiULbPgzG37mj9g=
#plain 認証が通らない
user:password

※フライング・ハイ・ワークスでは暗号化にこのサイトをつかっています

3 拡張子がhtmlでphpを動作させる

.htaccessを別途設置することで、拡張子がhtmlでもphpを動作させることができるようになります。
.htaccessの記述の仕方はいくつかありますが、CPIではAddTypeではなく、AddHandlerを使います。

#動作する書き方
AddHandler x-httpd-php5516 .php .html
#以下は動作しない
AddType application/x-httpd-php .php .html
AddHandler application/x-httpd-php .php .html

4 旧バージョンのphpを利用する

2015/05/19現在、以下のバージョンを利用することができます。
5.2.8 / 5.3.6 / 5.3.28 / 5.3.29 / 5.4.25 / 5.5.9 / 5.5.16
2と同様.htaccessを設置します。数字の部分がphpのバージョンを指定する部分です。

#バージョン5.36を使う場合
AddHandler x-httpd-php536 .php .html

注意点として、php.iniなどで別途設定していない場合、5.3.28以下は次のような設定になります。
mbstring.internal_encoding EUC-JP
※バージョンの境界はサーバーによって違う可能性もあるので、旧バージョンを使う場合は、phpinfo等で設定情報を確認することをお勧めします。

5 パーミッションの設定

CPIでは、ファイルの『読み込み、書き込み、実行』の権限で、666や、777は「500 Internal Server Error」となり利用することができません。
PHPファイル等は、604もしくは644。
ディレクトリなどは、705もしくは755に設定します。

以前EC-CUBEを利用したときに、EC-CUBEが作成するページが666に設定されアクセスできないということがありました。

6 mod_rewriteを利用する

CPIではmod_rewriteを利用することができますが、Options +FollowSymLinksを設定する必要があります。

#RewriteEngine Onの前に記述する
Options +FollowSymLinks
RewriteEngine On

7 URLに拡張子が無くてもアクセスできる

CPIではURLに拡張子を入力しなくてもアクセスできます。

1) http://www.flying-h.co.jp/service13/service.php
2) http://www.flying-h.co.jp/service13/service
3) http://www.flying-h.co.jp/service13/service/
等など。

同じページで複数のアドレスが存在してしまうのは、アクセス解析に好ましくありません。
スラッシュが余計に入ってしまうと、相対パスがずれてしまいCSSが当たらない等問題が発生する場合もあります。
また、この機能はリダイレクトさせたいときに、mod_rewriteが意図しない動作になる場合がありました。

.htaccessに下記を追記することで解除することができます。

Options -MultiViews

WEBサイト制作のお問い合わせ、お見積り依頼、ご質問は
こちらのお問い合わせフォームよりお願いいたします

メールお問い合わせはこちら

フライング・ハイ・ワークスの紹介

フライング・ハイ・ワークスは、東京都渋谷区にある2000年3月創業のシステム開発にも対応できるデザインも強いWeb制作・ホームページ制作会社です。東京都及びその近郊(首都圏)を中心として、SEO対策を意識したPC及びスマホのサイトをワンソース(レスポンシブ対応)で制作します。

実績

デザイナーチームは、グラフィックデザインやイラストの制作も得意としており、著作権を意識しない素材の提供が可能です。システム・コーディングチームでは、Laravelなどを使用したスクラッチからのオリジナルシステムの構築を始め、WordPressのカスタマイズを得意としております。

また、SEOやランディングページ(LP)、広告向けバナーなどを他社様でやっていた作業の引継ぎでも問題ありません。制作実績は多数ございますので、お客様に合わせたご提案が可能です。

500点以上のフライング・ハイ・ワークスの制作実績ページをご覧ください!

採用

FHWでWebディレクター、Webデザイナー、Webプログラマーやシステム開発者として働いてみたいと思っていただける方は、下記にて定期的に募集をしておりますので、ぜひ、ご応募ください。

WEBサイト制作のお問い合わせ、お見積り依頼、ご質問は
こちらのお問い合わせフォームよりお願いいたします

メールお問い合わせはこちら